ローズウォーターと一口に言っても、
産地がはっきりしない物、水で薄めている物、防腐剤を添加している物などその内容は様々です。
中身に責任を持つためには、出所が明らかであることが必要と考えました。
ブルガリアの農園と直接取引し、ブルガリア農林省国立バラ研究所の検査に合格した採れたてのローズウォーターを、生のまま直接送ってもらうことで、品質はもとより、その出所がはっきりしたローズウォーターを得ることができました。
また、何かを添加したり、水で薄められたりしている心配もありません。
産地を明確にすること、あらゆる不純物の混ざっていない、採れたてのローズウォーターを得ることにこだわりました。
ローズウォーターは花の咲くわずかな時期にしか、採取することができません。
それは概ね5月から6月。
当社の取引先は世界中に市場をもつ人気の農園なので、夏には在庫がなくなってしまいます。
つまり、このローズウォーターは、1年のうちでもほんの短い期間しか購入のチャンスがありません。
当社では、この最高品質のローズウォーターを確保・輸入して、
次の年の収穫時期まで品質を保ちながら、大切に保管しています。
ローズウォーターが到着すると、即座に社内の冷蔵室に運び込みます。光の当たらない所で、低温で保管することによって、香りや他の成分を失うことなく熟成していきます。
当社のローズウォーター、オーガニックローズウォーターには、
1リットル当たりバラの花約2000個分ものエッセンスがぎゅっと詰まっています。
ブルガリアの農園では、バラの花の香りが一番多く含まれる夜明けから摘み取り作業が始まり、
摘まれた花はすぐに水蒸気蒸留の機械にかけられます。
摘み取った花から取り出された香りの良いバラ水は、すぐにタルに詰められます。
ブルガリアと日本の距離はおよそ9000km。
当社のローズウォーターはブルガリア国が太鼓判を押した最高品質を誇りますが、日本に届くまでに香りや品質が劣化してしまっては、何の意味もありません。
そこで当社では採れたてのローズウォーターを、ブルガリアの農園から空路で直輸入しています。
農園は有名なバラの谷の真ん中、スタラザゴラ州にあります。そこからソフィア空港まではおよそ200km、ソフィアから成田までは丸1日かからずに日本に届きます。
船便の方が輸入費用は格段に安いのですが、海の上を45日ほどかけて運ぶことになり、その間の品質管理が難しくなります。